歯のことの最近のブログ記事

口腔粘膜疾患

長野市で、県歯の学術大会がありました。

国民意識調査で、口内炎ができた時、まず最初に受診するのは内科(44%)だそうです。歯科医への初回受診率は40%。

口腔粘膜にできた病変が、癌化することは数%と言われていますが、正常細胞が癌細胞に変わってゆくには、数年を有する場合がほとんどで、その間の発見と予防、早期治療が重症化させないために有効。

アメリカでは、 若い・女性・非喫煙者を対象にした、口腔癌予防の健診受診啓蒙ポスターがあり、受診先は歯科医院。高齢・喫煙者は、癌リスクが高いので、予防健診の対称にならないそうです。

歯科医師は硬組織と歯周組織から軟組織まですべて口腔内を一単位として捉え、患者さんの健康管理とQOL向上に配慮できる歯科医師を目指す必要があります。

以上、診察・評価の方法など、力強い声でのご講演で、有益な時間でした。日常の診療でも、見逃さない目が大切だと感じました。

DSC02349.JPG    あと、もう少しで反対咬合が治りそうですが、、なかなか割り箸をかんでくれません。そんな時は・・・・

割り箸を、7cm位に切って、ゴム紐をくくりつけます。 

 

 

 

DSC02347.JPGズボンのベルト通しに、結びます。 

前歯の、反対咬合になっている歯で、噛みます。

ゴム紐で引っ張られて、シッカリ噛んでいなければ、はずれてしまいます。

下の歯を支点に、上前歯の内側から外に向かう力がかかります。

いつでも、何処でも、両手でゲームをしている時でも、

噛んでいる事が出来ます。

 

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⇐(診療台で、DVDを見ながら、ヘッドフォンで音声を聞いて、噛んでいるところ) 

 もう少しで、上の前歯が出てきます!がんばれ!!TA○○君!

寝っ転がって、漫画読んでいてもできるよ。

2週間後、楽しみにしています。

 

交差割り箸.JPG年長さんになった頃から前歯が永久歯に代わってきます。

その時に、乳歯の時の歯並びが、下の歯が前に出ている、いわゆる反対咬合の子も、そうでなくても、萌出してきた上の永久歯・前歯が、下の歯より中に入りそうな時があります。

そんな時、是非試していただきたいのが、割り箸。

下の歯を支点にして、中から外への力で引っ張ります。歯肉が貧血帯で白くなるまで。

毎日、一生懸命に続けると、効果あります。 

初めての乳歯

X.JPG倉田です。

昨年3月31日に生まれた孫の咲空の歯が、暮れに生えました。9か月の時です。可愛い二本の下の前歯。
生まれたばかりにやっていた指吸いは、続きませんでした。
レロレロやパッ!パッ!と、はっきりべろや唇を動かして、1日中おしゃべりしているようです。

乳歯は、早い場合、生後4か月頃から遅い場合は1歳3か月頃、平均では男子8か月、女子9か月頃に生えてきます。下の前歯から生えてくることがほとんどですが、生えてくる時期も順番も気にすることはありません。3歳までに20本の歯がそろえば問題ありません。

指吸いは、生まれた時は自然な反射運動ですがすが、半年も過ぎると、だんだんいろいろなものに興味がでてきて、手で触れるようになり遊べるようになると自然と無くなります。なんでも手でつかんだ物を口に持っていったり、おしゃべりをしたりと刺激を与えながら、自然とお口の周りの筋肉のトレーングをするようになります。歯がそろって、なんでもシッカリと食べられるようになる準備です。

  • nakatanijyunnya.JPG中学1年生。サッカー部の練習が終わって自転車で帰宅途中、転倒、顔面強打。口唇裂傷・腫脹、歯牙破折・脱臼。

外科病院での受診後、夜7時近くに急患で来院。

右上は、歯髄が出てしまうほどの破折⇒覆髄

左上は動揺と表面のエナメル質亀裂⇒固定

3週間後、左に自発痛。4週間後には右の自発痛。両方とも神経処置になってしまいました。

歯に怪我をした時、折れていなくても、神経がだめになることがあり、、、残念ですが、せっかく虫歯が無く奇麗な永久歯でも神経処置をしなくてはいけない事があります。

怪我をした時、痛みが出た時、、、、サッカーの練習どころではありませんでしたが、今は元気なJyun○クンになりました。

 

015.JPG北九州市から、筒井照子先生をお迎えしての講演会でした。

「咬合治療を考える」ーストマトロジーの観点からー

筒井先生の静かに語るご講演に引きつけられた3時間半でした。

「歯が痛い」「噛めない」だけではなく、全身的に多くの不調を訴えて来られる患者さんに対して、個人の持つ治癒能力を引き出し、壊れる前の口腔内に戻すことにより、体調まで改善してる症例を多く紹介していただきました。

個人のもつ、「癖」により

姿勢の歪=顔の歪となります。

 

 

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入れ歯が合わない・・矯正治療後体調がすぐれない・・

すべてが歯科医師の責任ではなく、患者さんの「癖」

頬杖、うつぶせ寝、腕枕、ショルダーバックの使用、、、

「癖」だけではなく、仕事上の姿勢などにも影響されます。

 それに気付き、不調の原因探し、取り除き、手をかし、生体の治癒能力を引き出すことが、歯科医師のしごとであり、歯科医師としてなすべきことは沢山ある、と力強く語られていました。

 

小児義歯

1年生になる前に久しぶりで来院したGa君。

初診時は3歳。他医院で治療中でしたが、恐怖心強くて継続不可。1時間近くもかけてここまで通院してくれることになりました。下の前歯4本以外は、16本すべてむし歯。神経の治療はもちろん、奥歯の抜歯もしました。途中お母さんの体調悪くて、中断もありましたが、笑気鎮静をしながら治療終了。

小児義歯.JPGでも、抜歯した乳歯の下にある永久歯は、まだ、5年は出てきません。そうなると・・・後ろから歯が寄ってきて、永久歯の出てくる隙間がなくなってしまいます。そこで必要になるのが、小児義歯。大人の入れ歯とは違い、歯の移動を防ぐためなので、夜寝て居る時もはめたままです。欠点としては、顎の成長を妨げてしまうので、6歳臼歯がしっかりはえてきてから、針金タイプの装置に変える必要があります。

5歳の時に作った最初の義歯をずーっと入れていましたが、壊れてしまい再製作となりました。

平成14年の母子手帳から「断乳」の言葉が消え、母乳育児を推進するために、授乳をやめるのは、それぞれの親子の状況にあわせてという方針が示されています。

母乳の効果は母子の絆、愛情、感性、免疫、ホルモン、成長因子、耐性力、味覚、情緒の安定、心肺機能、口輪(口のまわり)筋、正常な舌の動き、鼻呼吸、顎顔面の発育、など多岐にわたり、哺乳動物である「人」として大切な育児です。

bonyuu.jpg倉田家のSARAちゃんも順調に母乳で育ち、とっても大きくなりました。(*^_^*)

SAra GATCAPINN.jpg

  ただし・・・母乳と う蝕罹患者率の関連性はあり、授乳継続のある1歳半児の36.2%にう蝕がありました。特に、就寝前の授乳との関連性は高いようです。  でも、逆に64%の1歳半児は授乳を続けていても、う蝕にはなっていません。つまり、母乳だけが原因ではなく、スポーツ飲料の摂取や、甘食の不規則性、甘味物の早期摂取など、が重なってむし歯ができます。

  母乳育児を長く続けたい場合は、1歳頃には歯科医院で口腔内のケアを受けて、う蝕にならないようアドバイスを受けてほしいと思います。

DSC01413.JPG宗賀小学校の2年生には、歯の役目・虫歯の原因・歯の磨き方のお話をしてきました。途中、虫歯の原因となる砂糖が500mlのペットボトルのジュースにどれだけ入っているのか・・・・。皆の前でジュースを作ってみました。

①450mlのお水に5gのスティックシュガー10本入れて試飲⇒「あまーーい!まずーーい!」

②クエン酸と黄色色素を入れてみると⇒「美味しい!酸っぱい!」予想通りの反応をしてくれます。

とても沢山の砂糖が入っている、ジュースですがクエン酸で酸味をつけたり、冷やしたりすると、甘さがうすく感じられて、ゴクゴクたくさん飲めてしまいます。皆、のど乾いた時にはお水やお茶を飲んでほしいと思います。

d.JPGその後、赤染めをしてから衛生士さんと一緒に歯磨きの練習。

奥歯・糸切り歯・前歯・・・順番を決めて、裏も表も歯肉の近くを磨くことを伝えてきました。

話もよく聞いてくれて、歯磨きも一生懸命してくれて、可愛い子供たち。遠くから吉田まで通院してくれている患者さんたちも何人かいて、診療室で見せるお顔とは違う笑顔がありました。  

 

隠れ虫歯

校医をしている宗賀小学校で、「歯の話」をしてしてきました。6年生にはTVの「ためしてガッテン」から録画したDVDをムービーメーカーで編集して、パワーポイントで見てもらいました。

隠れ虫歯=ホワイトスポット=C0・・・の話。自分の唾液で治るよ・・・・の話。そして、歯磨き練習。

隠れ虫歯.PNGむし歯は、歯の表面のエナメル質の一層下から溶け始めてできます。表面が崩れていない時には、唾液中のカルシウムで修復されます。

むし歯で大きく穴のあくまでには、ショ糖が口の中に入って細菌の作る酸によって歯が溶ける⇐⇒唾液のカルシウムで修復される の綱引きがあります。  

この内容が、解りやすくまとまった番組でした。  

 

歯磨きの練習もしたので、秋の健診時にはプラークが残りやすい上の前歯もきれいに磨けている事と、期待しています。